「映画と料理そしてワイン 題して『映画とひととき』」

ニセコも7月に入り、すっかり天気のいい日が続いて、時には暑いなとおもうことも。そんなとき、ついつい映画を観ながら自分は美味しい冷たいワインが飲みたいと思うんですが、みなさんはいかがですか?特に、映画の中に出てくる料理なんか美味しそうにみえるときってありますよね。そんなあなたに、映画と料理と、その料理に合うワインを紹介するのが、このコーナー『映画のひととき』です。

今回、紹介する映画は!「ゲゲゲの女房」です。え、ドラマじゃなくてという人もいるかもしれませんね。実は、2010年(ドラマも2010年でしたが)に映画化にもなっているんですよ。

キャスティングとしては、水木しげるさんの役を「宮藤官九郎」さん、奥様の布枝さんを「吹石一恵」さんが演じています。終戦後に結婚した水木しげるさんを陰ながらにささえてきた布枝さんの話ですよね。貧乏ながらも美味しいものを、体力をつけるため、いい妖怪漫画をかいてもらうために奮闘する布枝さんが愛らしく感じる映画です。また、そんな二人の互いを思いあう心にも感動しますよ。そんな映画に出てきた料理というのは「貧乏ロール白菜」。お金がない中、少しでも美味しく食べてもらいたいと愛情がいっぱい詰まった料理です。

貧乏ロール白菜ほんと、心もお腹もあったまる料理ですよ。

じゃ、そんな料理にあうワインって?ニセコ町にあるワインショップ「Cave de Bambou」知久さんに伺ったところ、フランスのロワール地方の作り手、レ・ヴァン・コンテが造る、シャルドン・ネ・ディエール 2015年です。このワイン、シャルドネと言う、白ワインでは有名な品種から作られているのですが、味わいにしっかりとしたコクがあり、出汁のような旨みがあります。コクがある事によって、貧乏ロール白菜の中のお肉にも負けず、このワインの旨みが貧乏ロール白菜の旨みがたっぷり詰まったスープとピッタリ合うということです。ちなみに、レ・ヴァン・コンテのシャルドン・ネ・ディエール 2015年、1本 税込2,540円とお手頃ですよね。もちろん酸化防止剤無添加で作られた、ナチュラルなワインです。

是非、この組み合わせで、ひとときを過ごすっていかがですか?となりにいる奥様?彼女?もしくは大事なヒトと、一緒に具材を白菜でまきながら、そしてゆっくりと煮込みつつワインを飲みながら「ゲゲゲの女房」いかがですか?でも、料理が出来上がる前に、びんが空にならないように注意してくださいね。