雨模様のニセコ☔
でも、雨だからこそ輝くものもあります。
★「植民軌道真狩線」跡 軌道線★
JRニセコ駅前から、ニセコ大橋の下を通り、本通まで続いている道です。
軌道線沿いの緑もだいぶ濃くなってきました🌲
生い茂るササ、大きくなってきたフキの葉、見上げれば木々の新芽。
その間から聴こえてくる無数の小鳥たちの声が心地良い朝です。
足元を見れば、こんな生き物も歩いていました🐌💕
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「植民軌道真狩線」は、昭和12年から昭和28年までの17年間運行していた鉄路です。
鉄路と言っても国鉄ではなく、簡易軌道と呼ばれるもの。
国鉄の沿線から遠距離にある農産地帯は冬になると道路が悪くなり、交通が途絶えてしまうので、輸送を確保するために使われました。
主に、収穫物や営農物資の輸送を行い、併せて旅客輸送もされていたそうです。
今もニセコ駅前にニセコ中央倉庫群がありますが、当時は植民軌道で運ばれてきた農作物が倉庫群に一時保管され、国鉄に乗せられてまた運ばれていきました。
「植民軌道真狩線」は、ニセコ(当時は狩太)~真狩別間を、ほぼ今の道道66号線に沿うようにして運行されていました。
最初の一年ほどは馬鉄でしたが、住民からの熱い要望もあり、すぐにガソリン機関車による牽引運行へ。
当時の住民の方にとって、どれだけ重要な鉄路だったかがよくわかりますね。
本当は留寿都まで延ばす計画があったそうですが、日中戦争や太平洋戦争のさなか、資料や器材の調達が難しく、残念ながら断念されました。
戦中~戦後まで大活躍した植民軌道真狩線でしたが、戦後の復興とともに自動車が台頭し、昭和28年に廃止。
その歴史の跡が、この軌道線です。
緩やかなカーブ、勾配の少なさが、鉄道の路線らしいこの軌道線。
ニセコの自然と、歴史と、どちらも味わえるこの場所を、今日のお散歩コースにしてみては?👣
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★道の駅 真狩フラワーセンター★
ニセコ町と留寿都村を結ぶ、道道岩内洞爺線の中間に位置する道の駅。
もともと、平成9年にオープンした真狩フラワーセンターですが、4月27日にリニューアルオープンしました。
以前より広くなった店内。
朝一なので、農作物がたくさん並んでいました!
というか、次々と農家の方がお越しになって、採れたてのお野菜を並べていました🥬
真狩フラワーセンター 清水さんによると、この時期のおすすめは「アスパラガス」だそうです。
真狩にもアスパラ農家さんが多く、道の駅でもこの時期は大変人気なんだとか。
また、店内には新しく100円ショップもオープンしていました。
学校も近いので、地元の方にも嬉しいですね🥰
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そして真狩フラワーセンターといえば、ガラスハウスでの花きの展示販売。
リニューアル後も変わらずたくさんのお花たちが並んでいました!🌼
この時期イチオシは「アジサイ」だそう。
ほかにも、ラベンダーや芝ざくらなど季節のお花が色とりどりに咲いていました🌸
ガーデニングが楽しくなるこれからの時期にぴったりですね!
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本日お話を伺った、真狩フラワーセンター施設庁の長谷部さん、清水さん(と、真狩の英雄細川たかしさん)です📷✨