Brand New Saturday 2021.7.3

*放送後記*

今日は、ニセコエリアの2か所から

中継をお届けしました!

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★ニセコ鉄道遺産群★

JRニセコ駅のニセコ大橋側隣接地に、

7月2日、オープンしたばかりの新しいスポットです。

ニセコ鉄道遺産群には、3つの鉄道遺産が並んでいます。

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「旧新得機関区転車台」転車台

「転車台」とは、一方向にしか進めない機関車の

方向転換をするための設備。

この大きな橋のようなものに機関車を乗せて、

ぐるっと180度回転することで機関車の向きを変えます。

この転車台は、1989年に新得町から移設されました。

「C62」というSLが1990年から

ニセコ駅と小樽駅の間を運行することになり、

方向転換のために設置されました。

実際にこの場所で働いていた転車台です。

1995年にSLの運行が中止された後は放置されていましたが、

有島記念館の学芸員さんやボランティアの方の手により、

現在は手動でも電動でも回転できるようになっています。

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「9643」9643

110年以上前に作られた、日本で最初の国産蒸気機関車です。

9643は2017年にニセコにやってきました。

ニセコに来る前は、サッポロビール園に

長らく展示されていましたが、

ビール園の改修に伴い、取り壊されそうになっていたそうです。

そんな中ご縁があって、はるばるニセコにやってきました。

この車両自体は函館本線山線を

走っていたことはありませんが、

勾配に強い機関車ということで、同じ形のものが

大正時代に急行列車を引いて山線を駆け抜けていたそうです。9643側面

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「ニセコエクスプレス」ニセコエクスプレス車庫

1988年、千歳空港から札幌圏を回り、ニセコ地域へ

スキーをしに来るお客様を乗せるリゾート列車として作られました。

戦後、北海道内のJR工場で初めて作られた車両です。

豪雪地帯で勾配の多いニセコを走るために、

車体を低くし、強力なエンジンが使われました。

また、雪がつかないような滑らかなフォルムになっており、

ニセコの自然に対応した唯一無二の車両です。

2017年の引退後、解体の危機を迎えましたが、

ニセコ町鉄道文化協会のクラウドファンディングにより

この場所での保存が決まりました。

これから9月末ごろまでは、金、土、日の10時頃~19時頃、

車庫の扉が開かれ車両の頭部分が公開されます。ニセコエクスプレス車庫

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そんな3つの鉄道遺産が集まった「ニセコ鉄道遺産群」。

実はこの場所自体も、ニセコの鉄道の歴史において重要な場所。

この場所は、昭和10年代から20年代後半まで

真狩までを結んでいた「植民軌道真狩線狩太停留所」の跡地です。

植民軌道というのは、開拓地に人や物を運ぶために作られた軌道。

当時はこの辺りのあちこちで作られた農産物が

植民軌道で運ばれてきて、この場所で国鉄に積みかえられ

本州まで運ばれていたんだとか。

ニセコ駅前の倉庫群は、その際に農作物を保管するのに

使われていたそうです。

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古くから農業のまちとして、そして時代とともに

観光業も発展してきたニセコ。

こうして鉄道遺産から歴史を紐解くと、

ニセコが現在の姿になるまでに

鉄道が大きな役割を果たしてきたことが感じられます。

この先ニセコがどんなまちになるのか、

どんなまちにしていきたいのか、

このニセコ鉄道遺産群でニセコの足跡を振り返りながら、

思いを巡らせてみるのはいかがでしょうか?

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★cafe crepe riz(カフェ クレープ リ)★

9時台は、JR倶知安駅前にあるお店「cafe crepe riz」へ。

cafe crepe rizは、蘭越町の米農家である木村さんが

今年3月にオープンしたクレープ屋さんです。

自家農園さんの「ゆめぴりか」の米粉を使っているという

珍しいクレープを販売しています。

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駅前通りに面し、黄色い木枠の扉が目を引くお店。

木村さんご自身が内装を手掛けたそうで、

とても明るく、かわいらしい雰囲気の店内です。cafe crepe riz店内

はじめにレジカウンターで注文とお会計を済ませ、

ひとつひとつ丁寧に焼き上げられるクレープの完成を待ちます。

店内には2人掛けの席が2つと、

6人掛けの席が1つありますので、

お店の中でもクレープをいただくことができます。cafe crepe riz店内

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cafe crepe rizでは、なんと今日からメニューが増えています!クレープメニュー

これまでのフルーツやクリームを使った甘いクレープに加えて、

お食事系のフードクレープが新登場。

お昼ごはんとしても楽しめそうです。

私は先日、「いちごカスタード生クリーム」をいただいて、

その食感に衝撃を受けました。いちごカスタード生クリーム

とっても薄い生地なのに、パリパリとモチモチ、

2層の食感があるんです!

そして中には生のいちごがたっっっぷり♡

ちゃんと下の方までいちごが詰まっていて、

次から次へといちごが出てきます。

それだけボリューミーだけれど、

クリームの甘さが程よいのでもたれず、

最後までペロッと食べちゃいました(^^♪

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クレープのほか、こだわりのお茶や

米粉のクッキーも販売されています。ドリンクメニュー米粉のクッキー

そしてもちろん、蘭越米も。蘭越米

テイクアウトもできますので、ぜひ気軽に立ち寄ってみてください!

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「cafe crepe riz」

住所:倶知安町南一条西三丁目1-1-2

営業時間:11:00~18:30

定休日:月、火曜日