美味しいもの、そして美味しい時間。

5/16(日)から北海道へも緊急事態宣言が発令され、また緊張感がはしっている北海道。とはいえ、昨年とは違い、個々に様々な感染予防をしたり、お店も様々な感染予防対策をされていますね。とはいうものの、ついついおうち時間が増えてしまいがち。そんな中、たまには家族でと、ニセコのお隣「真狩村のマッカリーナ」へランチに行ってきました。ゆっくりとしたコース料理を楽しみながら、ゆっくりとした時間を過ごすと、充電できていいですね。

まずは前菜。マッカリーナで自分が一番好きなのが、前菜。季節に合わせた地元野菜を中心として前菜が、いろどりもきれいだし、ひとつひとつの味が、ぶつかり合うことなく楽しめます。テーブルに出された瞬間、もうこれだけでもいいかなとおもうものの、食べ終わると、次に出てくるもののことが気になります。この季節だからこその山菜も、マッカリーナだと、また違う味わいをみせてくれます。

そしてこの時期わすれちゃいけないのが、旬のアスパラ!ただただ、茹でただけなのですが、歯ごたえと言い、味といい、そして白いお皿の上の緑が鮮やか!彩という漢字はこのためにあるのかと思ってしまいます。そのままも良し!すこしオリーブオイルをつけてもよし、そしてマッカリーナ特性マヨネーズソースをつけても良しです。自分は、ほとんどそのままで食べちゃいました。

そして次は、雪の下に埋まっていた「雪の下にんじんのスープ」。雪がとけて、真狩の畑から出てきたニンジンを、丁寧にスープとしています。ニンジンの甘さって、こんな感じだった?なんて、ついつい確認してしまいました。ついつい、スプーンをつかわず飲んでいたら、おとなりのレディに「だらしないと」怒られたものの「このほうが美味しいよ」と言ったら、マネしてましたね。作法は大事だけど、たまにはいいですよね。

そして今度は、羊蹄山麓エリアの食材をつかったハム各種。左の生ハムとマンゴーのコラボに一目ぼれ。マンゴーの甘さを生ハムの塩味が引き立てます。一番左の、ぶたの腸詰も口の中で溶けてなくなっちゃった。まさに、料理界のWitchcraftです。

そしてここからはメインによる、怒涛の攻撃が始まります。まずは、サクラマスのソテー。表皮はパリパリで香ばしく、身からこぼれるあぶらがたまりません。ソースも酸味と辛さのあるソースで、サクラマスの上品さがひきたちます。

そして4番打者、エゾシカのステーキ。エゾシカだけに、少しビーフとは違いほんの少し臭みがあるものの、その臭みをソースが包み込んでくれます。また、蒸し野菜やマッシュポテトが、どれも野菜本来の甘みがあり、お肉との相性がぴったり。いまだからこそのメインかもしれませんね。

そして最後に、いままでの料理をまとめてくれるデザートが登場!みかんののったケーキの酸味と、ひかえめなメレンゲの甘さ、そして紅茶のアイスが、いままでの料理の余韻を引き立てます。いつもデザートまで食べておもうこと、デザートってコースの中でも、大事な役割をはたしているんですよね。

そして最後に、クッキーなどをつまみながらのcoffee。coffeeに対しても、非常に気を使っているのがわかります。コースで魔法の国に行っていた自分を、このcoffee timeで現実に戻してくれます。だからこそ、また次って思うのでしょうね。

記念日には来たいねという僕に、1年に1回しかない記念日だと、いつも同じ日でしょ。だと、せっかく四季が楽しめる場所で、いつも同じ四季はもったいない。それぞれの旬を楽しむために、60日に1回のほうがって。確かに、そうかもしれませんね。

2時間のマッカリーナでの時間、帰り際もスタッフのみなさんに見送られ、うしろがみをひかれつつ、マッカリーナの魔法の余韻を楽しみながら、さらに美味しいものということで、ルヒエルのジェラート。この時期いちごも美味しいけど、パイナップルもそして、キウイもおすすめですよ。

美味しいもの。美味しい時間。これからも大切にしたいと、あらためておもいました。

そして、このあと抹茶パフェへを頼んで「似合わない」と!スプーンをとられる自分でした。ま、珈琲好きだからいいか!

みなさんも、美味しい時間、楽しんでくださいね。ラジオニセコ 食いしんぼう局長でした。